『家を建てよう』『住まいが欲しい』その理由は表面的には様々です。ただ、この気持ちの根底にあるのはきっと、現状からガラッと変えたい何かがある。何を変えたいか？生活そのものだったり、環境だったり、心の持ち方だったっり。それを私は『ライフスタイルチェンジ』と一括りにする。人生にはいくつかの転機がある。リセット＆スタート。就職、結婚、出産育児、昇進、転勤、家族、介護、いろんな理由でライフスタイルが変化するとき、今まで着ていた服に違和感やストレスを覚え、おニューの服に着替えるかのように、本能的に新しい空間を求める。だからこそ、住宅そのものに必要なのは『フレキシビリテｲー』つまり変化に対応できる余裕というか、その時のニーズや変化についていける『可変性』なんです。作り込むのも設計ですが、作り過ぎないでおくことも設計の重要なポイントなんですね。