齢80を迎える親父の誕生日を、子孫合わせて11名が集まって祝った。堅苦しいのが苦手な親父なので、お好み焼き徳川のカラオケ付きの座敷を貸し切ってやることに決定。
恒例のプレゼント交換会、これは各自プレゼントを持ち寄り、ゲームで上位から何が入っているかわからない景品を取っていくものだ。今回このゲームを『親父クイズ大会』という形で行った。懐かしいエピソードや、今更聞けないような率直な質問などをクイズ形式で出題し、答えは親父本人にその場で答えてもらうというもの。意外な答えが飛び出したりして、大いに盛り上がった。20歳に戻れたら、仕事はスピードマン(?)になりたいらしい。マツダ勤めで一番嬉しかったのは、カープ初優勝パレードのオープンカーの設計に関わり、その車に衣笠選手と同乗したこと。好きな色は黒で、今更ロードスターに乗りたいとか、てっきり浅野ゆう子だと思っていた永遠のアイドルが、オードリーヘップバーンだったこと。楽しそうに話す親父を皆、目を細めてみていた。
昔よく風呂場から聞こえていた小林旭をリクエストしたら、イヤイヤ言いながら、気持ちよく歌ってくれた。動画のスマホ画面を通して見る親父の姿を見て、老けたなと実感した。かつては、いつか親父より力をつけて、いつかねじ伏せてやりたいとずっと思っていた。そんな大きく強い、横柄な親父の姿はもうそこにはなかった。
最後は子孫全員にプレゼントを用意してくれていて、それをあみだくじで決めるという楽しい計らい。時間もピッタリ3時間で、楽しいひとときでした。いつまでこんなお祝い出来るかな。みんなありがとう。